表象文化論学会会員の皆様

会長の田中です。会員の皆様には常日頃から表象文化論学会の活動に積極的にご参加いただき、心から感謝申し上げます。おかげさまで、12月19日、20日のオンライン研究フォーラムも、充実したプログラムにより開催できる運びとなりました。

さて、皆様も報道などでご存じのように、本年11月6日付で、人文学・社会科学系の学会226団体が分野を超えた大きなまとまりをなし、「日本学術会議第25期推薦会員任命拒否に関する人文・社会科学系学協会共同声明」が発表されました。この共同声明については、参加・賛同する学会がその後も募集されており、11月27日を締切として第三次募集が行なわれ、われわれ表象文化論学会もまた、理事会で審議のうえ、この募集に応じ、共同声明に参加することといたしました。この任命拒否問題をめぐって、当学会はすでに、理事会および会長名にて強い抗議の意思表明を行なっているところであり、趣旨を同じくする共同声明への参加に関して、ここにご報告する次第です。なお、このような学会としての意思表明にあたっては、会員の皆様から信任されている理事会における審議によって、その都度決定していることを申し添えます。

声明文は添付をご覧ください(英語版日本語版)。また、この件についてご意見やご質問がある場合には事務局までお寄せください。

コロナ禍のもと、学会活動には大幅な制限がかかっておりますが、当学会としては、今後も可能なかぎり活発で有意義な学術的アクティヴィティを確保したいと考えております。近く実施されるオンライン研究フォーラムへの参加をはじめとして、今後とも会員の皆様のご協力を心からお願い申し上げます。

2020年12月3日
表象文化論学会
会長 田中 純