日時:2010年11月13日(土) 16:15-18:30
会場:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1

・石田美紀(新潟大学)「もどきの経験──スクリーンをみる身体とスクリーンにいる身体」
・中村秀之(立教大学)「1953-D年、日本── 「立体映画」言説と映画観客」
・細馬宏通(滋賀県立大学)「映画館を覆う──ディズニーとエイゼンシュタインの立体表現」

司会:木下千花(静岡文化芸術大学)


『アバター』(2009)は21世紀の『ジャズ・シンガー』(1927)となるのだろうか。本シンポジウムは、刻々と更新 される3D映画の現在を視野に収めつつも、「3D」(スリーディメンショナリティ)をキーワードとしてメディア史を振り返る。そこには、観客の知覚と身体、リアリティとイリュージョン、物語とスペクタクル、指標と図像、深さと表層、共感覚と間メディア性など、映画と視覚文化の中心的な問題系が多層的な像を結んで浮上するだろう。