2021年12月4日(土)
午後15:30-17:30

線画の教育=教訓レッスン──キャラとイラストの表象文化論

かつて非難の語であったゴシックやバロックが時代様式の名として定着したことを思えば、わたしたちはいま、のちに「キャラクター様式」と呼ばれることになる時代を生きているのかもしれない。メディア・ミックスと動画配信サービスが視聴覚経験の中核を担う新たな局面において、哲学や人類学でも議論の絶えない「人間(像)」とも深くかかわるキャラクターをいかに思考すべきか。表象文化論学会は、これまでもアニメーションやマンガについて多くの議論を交わしてきたが、本シンポジウムでは、キャラクターの制作(デザイン)を歴史のなかで据え直す。解剖図やカリカチュア、アカデミズムと現代の美大教育を往還しつつ、補助線としてイラストレーションという問題系を設けることで、この文化現象を議論したい。キャラクターはいかにしてイラストレーションに宿ってきたのか。

場所:京都精華大学木野キャンパス黎明館L201
(キャンパスマップ)
https://www.kyoto-seika.ac.jp/about/map/index.html

登壇者(敬称略):
小田隆(京都精華大学)

田中祐理子(神戸大学)
松下哲也(京都精華大学)
森田直子(東北大学)

司会:
鯖江秀樹(京都精華大学)

(シンポジウムについて学会員向け注意事項)

・シンポジウムは上記会場で開催し、ウェビナーにより中継されます。来場も可能ですが、感染症対策のため、会場の収容人数は100名程度に限定されます。他の企画はすべて遠隔にて実施されます。また観光シーズンとも重なることもあり、会員にはオンラインでの参加を推奨することとします。

・公共交通機関による会場アクセスは、叡山鉄道「京都精華大学前駅」と国際会館駅からのスクールバスのふたつの方法があります。下記URLをご参照ください。叡山鉄道は紅葉シーズンにつき乗車が困難になる場合があります。なお、当日の帰路スクールバスの最終便は1840です。ご注意ください。

(京都精華大学前駅時刻表)
https://eizandensha.co.jp/information/kyoto-seikadai-mae/?di=5

(スクールバス時刻表)
https://www.kyoto-seika.ac.jp/bus.html

・当日土曜日は、コンビニエンスストアは休業しております。また、食堂(悠々館1F)は11:30~13:30までとなっております。飲食物は出町柳駅あるいは国際会館駅にて事前にご購入・ご持参いただきますよう、よろしくお願いいたします。

・当日ご来場いただく方には、会員・非会員を問わず、感染症対策として「来場記録表」にご記入いただきます。本表は14日間の保管を経て適切に破棄されます。会場内でのマスク着用や手洗い消毒など、基本的な感染症対策にもご協力ください。

・当日は会員/非会員を問わず、会場建物内にてWIFIインターネット接続をご利用いただけます。L101(シンポジウム会場の直下に位置する大教室)を午前10時より開放します。パスワード等は当日現地にてお知らせします。