日時:17:00 - 18:40
場所:山形大学小白川キャンパス 人文社会科学部1号館 301講義室

  • 再見真実──中国インディペンデント・ドキュメンタリーにおける歴史という被写体/秋山珠子(立教大学)
  • 「ポストトゥルース」の位相──虚構と主体の縫合を問う/大橋完太郎(神戸大学)
  • SEAとポストトゥルース──その共犯性と攪乱/竹田恵子(東京大学)

司会:柿並良佑(山形大学)

ソーシャルメディアを通じた言説の氾濫や公文書に対する扱いの問題などに見られるように、真実をめぐる体制が昨今大きく変化しようとしている。資料・証言を通じて検証される歴史的真理が相対化される体制のもとで、虚偽と真理、空想と現実、あるいは虚構と事実といった従来までの二項対立は揺るがされている。こういった状況において、かつて真理の似姿として考えられていた「表象/代理/代議制」はどのようなものとして考えられることになるのだろうか? 理論的・実践的な諸分野からの考察を通じて、ポストトゥルース状況下における芸術=政治のあり方を検討したい。