【学会賞】
宮﨑裕助『ジャック・デリダ 死後の生を与える』(岩波書店)

【奨励賞】
入江哲朗『火星の旅人 パーシヴァル・ローエルと世紀転換期アメリカ思想史』(青土社)
馬場靖人『〈色盲〉と近代 十九世紀における色彩秩序の再編成』(青弓社)

【特別賞】
該当なし

選考委員

  • 沖本幸子
  • 郷原佳以
  • 平倉 圭
  • 山口裕之


選考委員会
2021年5月15日(土) オンラインミーティング

選考過程
2021年1月に、表象文化論学会ホームページおよび会員メーリングリストをつうじて会員から候補作の推薦を募り、以下の著作が推薦された(著者名50音順)。


【学会賞候補作】

  • 塚田幸光『クロスメディア・ヘミングウェイ アメリカ文化の政治学』(小鳥遊書房)
  • 橋本陽介『中国語における「流水文」の研究 「一つの文」とは何か』(東方書店)
  • 宮﨑裕助『ジャック・デリダ 死後の生を与える』(岩波書店)


【奨励賞候補作】

  • 井岡詩子『ジョルジュ・バタイユにおける芸術と「幼年期」』(月曜社)
  • 入江哲朗『火星の旅人 パーシヴァル・ローエルと世紀転換期アメリカ思想史』(青土社)
  • 越智雄磨『コンテンポラリー・ダンスの現在 ノン・ダンス以後の地平』(国書刊行会)
  • 橋本陽介『「文」とは何か 愉しい日本語文法のはなし』(光文社)
  • 馬場靖人『〈色盲〉と近代 十九世紀における色彩秩序の再編成』(青弓社)
  • 宮本裕子『フライシャー兄弟の映像的志向 混淆するアニメーションとその空間』(水声社)


【特別賞候補作】

推薦なし


選考作業は、各選考委員が候補作それぞれについて意見を述べ、全員の討議によって各賞を決定してゆくという手順で進行した。慎重かつ厳正な審議の末、学会賞に宮﨑裕助氏の著作、奨励賞に入江哲朗氏と馬場靖人氏の著作を選出することに決定された。