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田中純氏、フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞受賞

学会員の田中純氏がドイツ連邦共和国より2010年度フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞を授与されました。
受賞理由などの詳細はドイツ学術交流会の下記のページをご覧ください。

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受賞の言葉
「この度、第32回フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞を受賞しました。この賞は、日本とドイツ連邦共和国における文化および社会のよりよい相互理解に貢献し、学問上優れた業績をあげた日本人研究者に授与されるものです。授賞式はベルリンで開催されたアレクサンダー・フォン・フンボルト財団の年次大会に際し、6月22日にドイツ連邦共和国大統領官邸であるベルヴュー宮殿で行なわれました。ケーラー前大統領の突然の辞任により、ちょうど大統領不在の1ヶ月間にあたったため、大統領代理を務めていたベールンゼン連邦参議院議長から賞状をいただくという滅多にない経験にもなりました(写真が大統領府のサイトにあります)。受賞にあたってのスピーチでは、日本の大学、とりわけ人文系の学部・専攻が置かれている財政的・制度的危機に触れ、このような状況下での受賞を、わたし個人の研究の励みとするばかりではなく、人文学における日独交流とそれによる学問の発展につなげたいと述べました。
この場をお借りして、今回の受賞にいたるまでの研究にお力添えいただいた国内外の恩師、先輩、同僚の皆さんに改めて感謝いたしたいと思います。ありがとうございました。」

『SITE ZERO/ZERO SITE』第3号刊行

学会員の田中純氏が責任編集を務める人文・社会学雑誌『SITE ZERO/ZERO SITE』第3号が、2010年6月に刊行されました。 →詳細

『SITE ZERO/ZERO SITE』No.3

「特集=ヴァナキュラー・イメージの人類学」
責任編集:田中純/特集企画:門林岳史
B6変形/全392頁

[特集]
門林岳史/ジェフリー・バッチェン/唄邦弘/増田展大/浜野志保/畠山宗明/石谷治寛/長谷正人/田中純/佐藤守弘

[インタヴュー]中沢新一
[鼎談]岡田温司 × 前川修 × 門林岳史
[翻訳]ミリアム・ブラトゥ・ハンセン(訳:滝浪佑紀)/マリ=ジョゼ・モンザン(訳:長友文史)
[投稿]山本圭
[連載]南後由和/榑沼範久/田中純