第12回大会

日時:2017年7月1日(土)/7月2日(日)
場所:アーツ前橋、シネマまえばし、前橋市中央公民館

会費:会員=無料/非会員=1,000円(シンポジウムは無料公開)
事前予約不要

*3会場は隣接しています。当日は、前橋市中央公民館(前橋市本町2-12-1 前橋プラザ元気21内)5階に設ける大会受付にまずお越しください。http://www.city.maebashi.gunma.jp/shisetsu/441/p007213.html

*大会参加のために臨時託児を必要とする会員に費用の一部を補助します。ご希望の方はガイドラインをご確認の上、6月24日(土)までに申請を行ってください。

*当日、お子さま連れで参加される会員のための簡易休憩所を設置します。事前申し込みは不要です。ご利用を希望される方は、当日、受付のスタッフにお声がけください。なお、休憩所にスタッフは常駐しておりませんので、お子さまのみでのご利用はご遠慮ください。

*パネル9「事件、捜査、物語──警察の表象」とパネル13「芸術家と自己表象」の開催時間と場所が変更になりました。この変更はチラシPDFには反映されておりませんのでご注意ください。

チラシ(PDF)をダウンロード


7月1日(土)

13:30­-15:30 シンポジウム 場所:シネマまえばし
開会の挨拶:住友文彦(アーツ前橋)

シンポジウム「パフォーマンスと/しての展示」
門林岳史(関西大学)
中島那奈子(ダンス研究、ダンスドラマトゥルク)
星野太(金沢美術工芸大学)
三輪健仁(東京国立近代美術館)
司会:加治屋健司(東京大学)


16:00­-18:00
 研究発表(1日目) 
場所:前橋市中央公民館5階501〜504学習室(パネル4のみ17:30まで)

パネル1 聴取をつくる──聴覚/音響文化の諸場面(501学習室)
・「環境」からの逸脱──1970年代日本の現代美術における音響技術/金子智太郎(東京藝術大学)
・ モジュレーションと音像──S・P・トンプソンの両耳聴研究をめぐって/福田貴成(首都大学東京)
・ 労働歌の構造と身体動作──野沢温泉村道祖神祭りの胴突唄/細馬宏通(滋賀県立大学)
【コメンテーター】大橋完太郎(神戸大学)
【司会】金子智太郎(東京藝術大学)

パネル2 日本映画におけるマイナーの系譜──クィア理論を拠りどころにして(502学習室)
・2010年代の日本映画においてゲイ男性を描写すること/演じることについて/久保豊(京都大学)
・ 小津映画をクィアする──『彼岸花』にみるモノたちの潜勢力/伊藤弘了(京都大学)
・ 『夏子の冒険』における娯楽的演出と女性表象/須川まり(奈良県立大学)
【コメンテーター】ミツヨ・ワダ・マルシアーノ(カールトン大学)
【司会】木下千花(京都大学)

パネル3 インタラクティブなメディアを導入した国際コミュニケーション(503学習室)
・映像と他者理解──アイヌ民族を例に/亀田裕子(ロンドン大学東洋アフリカ研究学院)
・プラットフォームとアトラクション・マネジメント──ユーザーの視点・視線管理/難波阿丹(聖徳大学)
・日本と韓国の大学でのグローバル教育の現状──ニューメディア利用を中心に/李ウォンギョン(上智大学)
【コメンテーター】米山かおる(首都大学東京)
【司会】李ウォンギョン(上智大学)

パネル4 民話・伝説・言い伝え・都市伝説が表象する「場所」のありようについて(504学習室)
・炭坑記録画家・山本作兵衛が描いた『ヤマと狐』が表象するもの/鳥飼かおる(九州大学)
・「裏日本」の美学と地域の表象/アレクサンダー・ギンナン(鳥取大学)
【コメンテーター】向後恵里子(明星大学)
【司会】向後恵里子(明星大学)

18:30-21:00 学会賞授与式および懇親会(会員および同伴者のみ) 
場所:旧白井屋ホテル1階


7月2日(日)

10:00-12:00 研究発表(2日目午前) 
場所:前橋市中央公民館5階501〜504学習室

パネル5 芸術の自然史──無機的なものの生命化の位相(501学習室)
・アナロジーから分類へ──啓蒙主義時代の建築理論と自然史におけるモルフォロジー/小澤京子(和洋女子大学)
・ 水晶とカテドラル──ヴィオレ・ル・デュクの構造概念/後藤武(後藤武建築設計事務所)
・ 結晶、機械、芸術作品──ジル・ドゥルーズ「非有機的生命」概念の対象における差異と反復/石岡良治(青山学院大学)
【コメンテーター】岡田温司(京都大学)
【司会】後藤武(後藤武建築設計事務所)

パネル6 エンボディード・ポストヒューマニズム(503学習室)
・ポストヒューマン的身体としてのゾンビ/福田安佐子(日本学術振興会/京都大学)
・身体の拡張と身体改造──ポストヒューマン化はどこまで可能か/大貫菜穂(京都造形芸術大学)
・身体解釈と医療実践の共進化──近代日本の非正統医療における近代以降の身体/田野尻哲郎(東京大学)
【コメンテーター】小泉義之(立命館大学)
【司会】篠木涼(立命館大学)

パネル7 戦争というトポス──占領から解放へ(504学習室)
・「ペンを持つ手」グループの出版物におけるテクストとイメージ/進藤久乃(松山大学)
・ジャン・ポーランにおける政治と文学──対独協力作家の粛清をめぐって/門間広明(早稲田大学)
・サミュエル・ベケットの人間論/菊池慶子(早稲田大学)
【コメンテーター】安原伸一朗(日本大学)
【司会】千葉文夫(早稲田大学)

13:00-13:45 総会(会員のみ) 
場所:前橋市中央公民館5F 501+502学習室


14:00-16:00
 研究発表(2日目午後1) 
場所:前橋市中央公民館5階501〜504学習室

パネル8 荒川修作+マドリン・ギンズ──22世紀の身体論にむけて(501学習室)
・荒川+ギンズと体験過程理論──意味創造の基盤について/三村尚彦(関西大学)
・22世紀の身体論 荒川+ギンズとともに──受容し変化する能力としての主体性/染谷昌義(高千穂大学)
・切り閉じという技術──荒川・ギンズの手続き的知の試み/稲垣諭(東洋大学)
【コメンテーター】小林康夫(青山学院大学)
【司会】門林岳史(関西大学)

パネル13 芸術家と自己表象(503学習室) *開催時間、場所が変更されました
・そして彼は神話になった──芸術家のイメージ形成における評論・伝記の寄与/片桐亜古(札幌大谷大学)
・ ジョルジョ・モランディの自己表象──チェーザレ・ブランディ「モランディの歩み」を通して/遠藤太良(京都大学)
・ 古典理解の顕示を通した自己イメージ戦略──Ch゠V・アルカンによるモーツァルトへの言及を例に/村井幸輝郎(日本学術振興会/京都大学)
【コメンテーター】岡本源太(岡山大学)
【司会】杉山博昭(早稲田大学)

パネル10 映画をきく──スタジオ・システム崩壊までの日本映画の音楽(504学習室)
・浪曲映画と戦前日本の映画音楽/ 柴田康太郎(早稲田大学)
・ 小津安二郎『麦秋』におけるオルゴール音楽/正清健介(日本学術振興会/一橋大学)
・ 戦後日本映画のスタジオ・システムと音楽家──作曲家・芥川也寸志を例に/藤原征生(京都大学)
【コメンテーター】仁井田千絵(早稲田大学)
【司会】正清健介(一橋大学/日本学術振興会)


16:30-18:30
 研究発表(2日目午後2) 
場所:前橋市中央公民館5階501〜504学習室(パネル11のみ19:00まで)

パネル11 萩原朔太郎の表象空間──その百年(501学習室)
・『月に吠える』と戦争──日露戦後/世界戦争期文学としての『月に吠える』/安智史(愛知大学短期大学部)
・萩原朔太郎の〈天上〉志向――〈光〉〈闇〉そして〈影〉/勝原晴希(駒澤大学)
・「青猫・以後」と郷愁――「のすたるぢや」の歴史性/熊谷謙介(神奈川大学)
・文化としての〈手品〉と萩原朔太郎の詩学/栗原飛宇馬(萩原朔太郎研究会)
【コメンテーター】田中純(東京大学)
【司会】松浦寿輝(東京大学名誉教授)

パネル12 人新世/アントロポセンと人文科学(503学習室)
・「ポスト」から「クトゥルフの世」へ――ハラウェイにおける人間概念批判と連帯/猪口智広(東京大学)
・ダークインフォメーション――超人世あるいはポストニヒリズムの倫理感性的方便/原島大輔(東京大学)
・計算的理性と直観の盲点――1930年代のエピステモロジー的形象をめぐって/セバスチャン・ブロイ(東京大学)
【コメンテーター】北野圭介(立命館大学)
【司会】飯田麻結(ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ)

パネル9 事件、捜査、物語──警察の表象(504学習室) *開催時間、場所が変更されました
・写真と「真実」──犯罪捜査の歴史を手がかりに/橋本一径(早稲田大学)
・自殺の「発見」と変容──警察と死の社会的意味の歴史と現在/貞包英之(立教大学)
・公安とは何か──事件の不在と透明な組織/熊木淳(尚美学園大学)
【コメンテーター】高桑和巳(慶應義塾大学)
【司会】橋本一径(早稲田大学)


関連展示

表象文化論学会第12回大会の会期中、シンポジウム「パフォーマンスと/しての展示」のテーマに関連して、元ザ・フォーサイス・カンパニーのダンサー島地保武の作品をアーツ前橋にて展示します(大会開催中、無料)。

島地保武 SHIMAJI Yasutake
《震える影を床に落とす》2016年
Dropping the trembling shadow on the floor
シンバル

島地保武 SHIMAJI Yasutake
《正午》2017年
Noon
映像(118 min. )、ビデオカメラ、ウレタンマット
協力:資生堂ギャラリー


*プログラムは予告なく変更されることがあります。詳細及び最新情報は表象文化論学会ホームページ(https://www.repre.org/)をご覧ください。

問い合わせ先:表象文化論学会第12回大会実行委員会
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1 東京大学総合文化研究科表象文化論研究室内
FAX 03-5454-4336 E-mail conference@repre.org URL https://www.repre.org/

表象文化論学会第12回大会実行委員会

住友文彦(委員長 アーツ前橋)
江口正登(立教大学)
小澤京子(和洋女子大学)
加治屋健司(東京大学)
門林岳史(関西大学)
熊谷謙介(神奈川大学)
佐藤良明(放送大学)
杉山博昭(早稲田大学)
竹峰義和(東京大学)
千葉雅也(立命館大学)
橋本一径(早稲田大学)
浜野志保(千葉工業大学)
星野太(金沢美術工芸大学)
三浦哲哉(青山学院大学)
横山太郎(跡見学園女子大学)